ケロッピー前田 & 持田保 presents 狂気音楽 a.k.a. クレイジーミュージック探訪 ~ 野中モモ 女パンクの逆襲 編
4月18日(月)@阿佐ヶ谷TABASA 19:00 OPEN 19:30 START チャージ1000円 ドリンク(キャッシュオン)
2022年4月18日 19:00
阿佐ヶ谷TABASA, 日本、〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷2丁目13
About The Event
ケロッピー前田 & 持田保 presents 狂気音楽 a.k.a. クレイジーミュージック探訪 ~ 野中モモ 女パンクの逆襲 編
4月18日(月)@阿佐ヶ谷TABASA
19:00 OPEN
19:30 START
チャージ1000円 ドリンク(キャッシュオン)
出演 持田保 ケロッピー前田
ゲスト 野中モモ
カウンターカルチャーの最先端・身体改造を日本に紹介してきたケロッピー前田が、『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!!』の著者・持田保とともに、数々の音源を振り返りながら、クレイジーミュージックのカリスマたちの文化的な背景やカウンターカルチャーとのかかわりを読み解く!!
今回は、ヴィヴィエン・ゴールドマン著 『女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史』(ele-king books、Pヴァイン)を取り上げ、訳者の野中モモさんをゲストに迎える。
ヴィヴィエン・ゴールドマンは、イギリスで最初の女性音楽ジャーナリストとして
パンクをレポートし、ジョン・ライドンが初めてジャマイカを訪れたときに同行したことでも知られる。現在はNY大学で「パンク」と「レゲエ」の講義を持つ通称「パンク教授」で、2019年刊の『女パンクの逆襲 (原題: Revenge of The She-Punks)』は、女性パンクについての目を見張る調査に基づくレポートとなっている。
野中さんいわく、この本は「アイデンティティ」「金」「愛」「プロテスト」というテーマ別の4部構成で、それぞれにプレイリストがついており、ラジオDJのようなにそれらの曲をかけながら解説していくようなスタイルになっているという。
時系列に沿って史実を述べるのではなくパンクが女性にとっていかに解放的な芸術形態であるのかという理由を探り、その歴史をひとつひとつ解き明かしている点が素晴らしい。
70年代にロンドンとNYで始まったパンクについて、英米優位主義 / 白人至上主義に陥ることなく、コロンビアやインドネシア、日本や中国、ドイツやスペイン、メキシコやジャマイカ、東欧やインド、ロシアへと、女パンクの世界的な展開を丁寧に追っている。
翻訳を担当した野中モモさんは、訳書にサイモン・レイノルズ『ポストパンク・ジェネレーション 1978-1984』(シンコーミュージック・エンタテイメント)を始め、キム・ゴードン『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』(DU BOOKS)など、著書に『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房)、『野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』(晶文社)などがある。
いま改めて、女パンクの視点から貴重な音源を聴きながら、彼女たちが自由を追い求めた信念と実践を考察する。ご期待ください!
関連情報
『女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史』 (ele-king books、Pヴァイン)
ヴィヴィエン・ゴールドマン(著)野中モモ(訳)
https://www.ele-king.net/books/008458/
野中モモ
http://www.tigerlilyland.com
Vivien Goldman
https://www.viviengoldman.com