クレイジーミュージック探訪 ~ 黒人音楽史 奇想の宇宙 編
ケロッピー前田 & 持田保 presents 狂気音楽 a.k.a. クレイジーミュージック探訪 ~ 暗黒批評・後藤護 黒人音楽史 奇想の宇宙 編 12/15(木)@阿佐ヶ谷TABASA https://www.asagayatabasa.com 19:00 OPEN 19:30 START チャージ1000円 ドリンク(キャッシュオン) 出演 持田保 ケロッピー前田 ゲスト 後藤護
2022年12月15日 19:00 – 22:30 JST
杉並区, 日本、〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北2丁目13 北2-13-18 マスキビル202
About The Event
ケロッピー前田 & 持田保 presents 狂気音楽 a.k.a. クレイジーミュージック探訪 ~
暗黒批評・後藤護 黒人音楽史 奇想の宇宙 編
12/15(木)@阿佐ヶ谷TABASA
https://www.asagayatabasa.com
19:00 OPEN
19:30 START
チャージ1000円 ドリンク(キャッシュオン)
出演 持田保 ケロッピー前田
ゲスト 後藤護
予約 https://www.asagayatabasa.com/events/kureijimyujikkutanbo-kokujinongakushi-kisonouchu-hen
カウンターカルチャーの最先端・身体改造を日本に紹介してきたケロッピー前田が、『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!!』の著者・持田保とともに、数々の音源を振り返りながら、クレイジーミュージックのカリスマたちの文化的な背景やカウンターカルチャーとのかかわりを読み解く!!
今回は、新著『黒人音楽史 奇想の宇宙』がネットで話題沸騰の暗黒批評・後藤護をゲストに迎え、肉体偏重が横行する黒人文化のパブリックイメージを覆し、知性と暗号と隠喩から奇想の宇宙に彩られた驚異の黒人音楽史を貴重な音源と博学狂気なトークで総覧する。
アメリカ黒人の歴史とは壮絶な差別との闘いであったが、後藤独自の黒人文化論は黒人霊歌からブルース、ジャズ、ファンク、ホラーコア、ヒップホップまで黒人音楽の精神史をアフロフューチャリズムも飛び超えるアフロ・マニエリスムの視点から浮き彫りにする。そこではBLM(ブラック・ライヴズ・マター)以降のさらなる未来の黒人音楽の歴史をも予見している。
前半は、映画『スペース・イズ・ザ・プレイス』(1974年)の日本公開をきっかけに、再評価が盛り上がるサン・ラーをメインに取り上げる。後藤は「土星人」サン・ラーを「無」をキーワードに読み解いているが、サン・ラー好きを自称するケロッピー前田が1971年のエジプト遠征とその後のワールドワイドな活動ぶりを接木し、アフロフューチャリズムに収まらないサン・ラーのヴンダーカンマー(驚異博物館)な宇宙観の真相に迫る。
後半は、『黒人音楽史』の最後2章で語られるヒップホップに焦点を当てる。ひとつは、黒人の残酷性や恐怖をテーマにしたことでニッチなジャンルとなったホラーコアだが、アメリカ黒人の歴史に顧みれば、映像作品『ゼム』にみられるような強姦や殺人が横行する残酷すぎる人種差別は歴史的な事実であろう。もうひとつは、BLM以降において、傑作とされるケンドリック・ラマーの『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』(2015年)に対して、後藤はウータン・クランらを取り上げることでアフロ・マニエリスムからみるヒップホップの醍醐味を語っていく。ここでは持田がノイズ・インダストリアルな視点、および魔術的霊的な解釈からヒップホップに隠された黒人文化の狂気を後藤へのアンサーとする。
これまでパンクおよぶポストパンクにおける思想的背景を追ってきた当イベントが、暗黒批評・後藤護というスペシャルゲストを迎えて挑む“黒人音楽”への旅、ディープブラックネスに新たな自分を発見するセンス・オブ・ワンダーな体験にご期待ください!
【関連情報】
後藤護 著『黒人音楽史 奇想の宇宙』(中央公論新社、2022年刊)
https://www.chuko.co.jp/tanko/2022/10/005585.html
後藤護 note
https://note.com/erring510/
ゴシックからブラックへ、アフロ・マニエリスムの誘惑── “暗黒批評”家が紡いだ異貌の黒人音楽史|後藤護 『黒人音楽史 奇想の宇宙』インタビュー by ケロッピー前田
https://hagamag.com/?p=11273&preview=1&_ppp=7865c87e30